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注油厳禁! 意外と知らない鍵と錠のメンテナンス
	鍵のメンテナンスで、まず気をつけたいのは『鍵穴に市販の潤滑油をさすのは、故障の原因となる』ということ。
	意外に知られていません。
	油や市販の合成潤滑油(CRC、シリコンスプレー)などをさすと油に埃がつき鍵穴内部で粘着するため、すぐに作動不良になり、故障の原因になります。
	これを踏まえた上で、鍵の正しいメンテナンス法をご紹介します。
                
                
	◆錠前のお手入れ3ステップ
	■STEP.1
	掃除機を鍵穴につけ、左右にふって、中のゴミを吸い出しましょう。
	★ポイント
	掃除機を使うと簡単にゴミが取れますが、パソコンのキーボードのゴミを飛ばす「エアダスター」等でも大丈夫です。
	■STEP.2
	鍵も古い歯ブラシ等で軽く掃除しましょう。
	★ポイント
	特に、ディンプルキーは定期的にお手入れが必要です。くぼみが多く、汚れがたまりやすいため丁寧にブラッシングしましょう。
	■STEP.3
	メーカー指定の潤滑剤を鍵穴に少量スプレー、もしくは鍵の切り込みを鉛筆で強めに黒くなぞり、数回鍵穴に抜き差しましょう。
	★ポイント
	住居用鍵専用の油の含まれていない潤滑剤(パウダースプレー)で鍵の滑りをよくすることが出来ます。
	もしくは、鉛筆の黒鉛でも代用できます。鍵の切り込み部分を鉛筆で強めになぞり、数回鍵穴に抜き差しましょう。終了後、鍵についた黒鉛はふき取りましょう。
	パウダースプレーは分量にご注意ください。多すぎるとパウダーが鍵穴に詰まり、故障の原因となります。
	◆シリンダー以外のお手入れ3ステップ
	錠前の表面材については、泥や汚れをつけたまま放置しますと、化学的、電気化学的反応で表面が浸食され錆びてしまったり、塗装が剥れてしまうことがあります。やわらかい布で、汚れに応じてお手入れを行ってください。
	■STEP.1
	中性洗剤とやわらかい布を用い、やさしく拭きます。
	★ポイント
	固いブラシやタワシ、薬品を使うと、錠前を傷めてしまいます。
	■STEP.2
	洗剤などを使用した場合は、洗剤がのこらないようにきれいに水拭きしてください。
	■STEP.3
	やわらかい布で水気を完全にふきとってください。
	★ポイント
	ふき取るときは、ゴシゴシ強くこすらないようにしてください
	◆まとめ
	これらのメンテナンスをおこなっても鍵の回りが悪い場合はドアを開けた状態で操作をしてみてください。
	正常に動作した場合
	⇒ドアのほうに原因があるのでドアの調整が必要です。
	ドアを開けて操作しても変わらない(固い)場合
	⇒錠の調整が必要です。鍵の専門店にご相談下さい。


