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見逃さないで! ドアノブ故障のサイン 「修理」しないと閉じ込められる!?
玄関、浴室、トイレ、部屋の間仕切り。
一口にドアノブと言っても、使われている場所は様々です。
中でも、玄関よりも使用頻度が高い割に頑丈に作られていないのが、浴室、トイレ、間仕切りのドアノブです。
日々の使用で劣化が進んでいるのに、微妙な故障のサインを見逃して閉じ込められてしまうお客様は、意外に多いものです。
「閉じ込められるその前に」 今日は見極めるポイントと対処法をご紹介します。
◆前兆はほんのわずかな違和感
ドアノブの動く範囲がいつもと微妙に違ったり、ラッチ(ドア側面から飛び出ている金具)の引き込みが悪い。回した感覚が弱い。
これらはドアノブが故障前に発するSOSです。
本当に微妙な感覚ですし、日々使い慣れていけば違和感もなくなってしまうでしょう。
でも、それが危険なんです。
放っておけばどうなるのかを、次の章でご紹介します。
◆破壊解錠
ラッチが壊れている場合、ドアの隙間に工具を差し込み、ラッチを押し上げて破壊することなく開く場合もあります。
しかし、それでは開かないと鍵屋はドアノブを破壊して解錠します。
この作業は、一般の鍵紛失による解錠よりも大がかりな作業となり、その分料金も高くなります。
また、トイレやお風呂に入っていて閉じ込められると、携帯電話を持っていなければ、助けを呼ぶのも大変です。
故障したドアノブを開けるには、ノブやレバーハンドルを切断してから、ケース(錠前の機構が納められている箱型の部分)をドリルで破壊します。そのうえで、中からラッチを引っ張り出して解錠という流れになります。
何か少しでも違和感を覚えたら、そのまま使い続けるのではなく、早めに鍵の専門店に相談しましょう。完全に故障する前に、こまめに専門店に見てもらった方が、結果として金銭的な負担も少なく済みます。
◆まとめ
ドアノブを長く使用すればするほど、ばねが痛んだり、部品がすり減ったりして、故障が発生しやすくなってしまいます。
ねじの増し締めといった簡単なメンテナンスであれば、お客様がご自身で行うことができます。
しかし、ねじの固定箇所自体が歪んでいたり、破損していたりと、少し厄介な問題が起きていることも少なくないので、簡単にメンテナンスできない場合もあります。
余計な負担を防ぐためには、無理に修理しようとせず、鍵の専門店に相談しましょう。
実際にドアノブが壊れてしまったときは、焦るものです。
いざという場合に備え、日頃のメンテナンスを通じて、地元の信頼できる鍵専門店と顔なじみになっておけば、不安も軽くなり、焦ることもなくなります。
平時から鍵の情報を収集することが突然のトラブルや防犯対策のためにも有効な手段です。